kyaakyaa2009-11-29

・いろんなことがあったこの数日。まず、父の還暦祝いで、家族総出旅行でどたばたと、奈良・伊勢旅行。奈良の鹿のかわいさや、せんとくんの恐ろしさや、大仏さまの何とも言えない、スコーンとぬけた大きさやお伊勢さんの人の多さや。そんなこんなも思い出されるけれども、数日たった今一番思い出されるのは、お宿のこと(犬オッケーな宿、で予約したホテルは二つとも、山下敦弘監督の映画みたいな、ちょっとげっそりするような、でもうんと呑気で馬鹿らしいきらめきがある感じだった。ホールにて、吉本所属の謎の男によるにこの演奏とかあるしね、ミニスカートのコンパニオンさんとかおる感じ)みんなで食べたものとか、あとは鳥羽での母との大喧嘩だな。大喧嘩してたからこっそり陰にかくれて泣きながら恋人に電話してたので色々見られなかったけど、鳥羽、もいちど行きたいなあ。うんとうんと呑気できれいで、絶対に私好きな感じだもの。母からは、ごめんね、ということか、ミキモトで真珠のおそろいのブレスレット買ってもらった。きらきらと繊細に光るチェーンと真珠を最初素直に受取れなかったのも、なんとなく今思い出しても胸がちく、と痛む。でもあんなことでけんか(道を間違えたことを母がため息ついたために勃発)(まあ皆疲れてたんだね)したりして、ふふふ今思うとそれも滑稽でおかしい。もらった真珠みたく、楽しいことも疲れたこともおいしかったことも泣いたことも、ちらちらきらきらと目の奥のほうに残っている。またみんなで行きたいな、きっとまた大騒ぎでケンカしたりするかもしれないんだけども。
・着付け教室始める…!新しい扉を開いた思い。まだ一日目で結構すでにすっぽり色々抜けたけど、練習頑張る。年末、お正月、恋人に着物姿で会いに行くんだ!あれをこうしたら、とかこれも使えるんじゃない?とか、本当に夢、広がる…ぽわわ!後二回でお太鼓できるようになるかは、ほんとに謎だけど。頑張る。祖母や母の着物着られるの、うれしい。祖母はいないけど、物は残るね。祖母の書いた着物メモとか見ると、おばあちゃん、を感じる。不肖の孫が、着るよ。
・最近知り合いになった、おもしろ先生の企画。KBCシネマにて、行旅死亡人公開記念のオールナイト!ラザロ三部作と、へばのが観られる!!!そうとううれしいー。福岡ではとっても貴重な機会じゃなかろうか。監督もいらっしゃるんだよ。楽しみだなあ。夢見がちなオールナイト、さ。いつぶりかなあ、21くらいのときのシュヴァンクマイエルオールナイト以来かな…もう27ですねん。途中で魂がぬけるかもしらん。お肌にも悪いよ!とか思いながら、ちゃんと次の日を休みのシフトにして、万全の体調で臨むつもりだ。恋人がチラシを作ることになって、それはもう、何かあるな…って感じの怖いのになって、私もうれしい。http://www.kouryo.com/
・恋人もう恋人になって何カ月もたつし知り合ってからならばもう十数年たつし旅行以外毎日一緒にいるのに、恋しくて仕事に行っている間はせつなくて怖くて私は何をそんなに悲しんでるのか?と思うほどそわそわしてしまう。人に相談したいけど、のろけとか思われそうで言えない。でもこのままでは仕事でけんくらいに、離れ離れのときは切ない。本当に、悩み。私一人であれこれできる人だったのになあ。こんなふうになっている自分に戸惑ってしまう。完全に依存してるのかな。それだけは避けたいのにな。世の中の仲の良いご夫婦や恋人たちは、どんなふうに過ごしているのだろう。こんな気持をどう対処するのかな。

・映画観にいく。帅男同志网站chinese,chinese sex中国自拍,chinese农村野外videos,欧洲videos d e sexo,日本高清videos sexotv ,三级黄线在线播放免费,黄色网,美国一级特a黄,日本黄片,香港日本三级在线播放,在线无毒免费三级观看,特别黄的免费大片视频,一级特黄大片 录像i,三级黄韩国日本免费的,_免费一级特黄大真人片,三级黄线在线播放免费,帅男同志网站chinese,chinese sex中国自拍,chinese农村野外videos,欧洲videos d e sexo,日本高清videos sexotv
これ、私よりずっと若い時に撮っているのか…しかも、独学で…
地味で少し退屈と思われるかもしれないけれど、とても良い映画だった。恋人が言ってて、ああそうかと思ったけど、ゲーム機の古さといい、スラムダンクのポスターといい、ネットしてないとこといい、私たちの世代の、引きこもりなんだな。今の子だったらもっとネットとか何とかやること増えてるはずだもの。だからこそ?妙に息苦しくて胸が狭くなるような、生々しさと閉塞感と、地方都市感、宇多丸師匠ふうに言えば、2DK感!監督が主演してるのだけど、あのぼそぼそ感と、切れた時の大声の出し方がほんっとうまい!この人普段はどんな喋り方なんだ…気になる。それこそタマフルで言っていたけども、シークレットサンシャインのよう。ソンガンホの尊いお節介と、微かで見えずらいけどももしかしたら触れられそうな希望の光。解決していないけれど微かにさす希望の光は切なく沁みる。もちろん、愛のむきだしみたいな、その先まできっちり描いた作品も大好きだけど、こういうラストも好きだなと思った。しかし藤沢さんおもしろかったわー。悟君!てしばらく恋人と言いあいそうだ。
ただし、福岡での上映が恐らく昨日だけで、ちらしも結構まいていたのに、観客が私たち入れて4人…素晴らしい映画と、売れる映画ってやはり違うのだなと今更なことを思って悲しかった。監督、お金なくて悟君化しているらしい(年明けくらいの情報だが)持ち直したかな、きっときっといつかは大金を掴んでおくれ。
イイダ傘店のお知らせ来る。福岡はもうすぐ。封筒相変わらずきれい…大学生の頃の思い出がたっぷりとしみこんだ傘、あえて意識的に失くしたのだけども、そしてギンガムチェックのかあいらしい傘買ったけどやっぱり安い傘なので使いづらいし何となく愛着がわかぬ。イイダのきれいだけど、妙に過保護に扱いそうでも、あるな。日傘がそうなのだもの、美しすぎて、本当に過保護にしてる。
そこでこれはどうだろうかと。http://webdb.scope.ne.jp/senz/mina_perhonen/original/#かわいくてへんてこ!minaの柄のおかげでへんてこ具合は少し緩和?実用とかわいいの両立は全乙女の夢であるんでした。ううん悩む とりあえず、イイダの展覧会見てから決めよっと。
・もうひとつ、傘の後行く展覧会メモ。工藤冬里の陶器展。情念怨念の茶碗…気になる。
Tori Kudo | 工藤冬里 「鬱陶 −マイナス茶碗 − 」 | art space tetra
・カレンダーも悩んでいる。D-BROSのシールはる、例のあれ、使いやすくってやっぱりいいかな。スタンダードなね。と思ったけど、家紋もかあいい!悩む
http://www.keibunsha-books.com/cgibin/hotcake04.pl?SeihinName=nanoca%20design%81%40%89%c6%96%e4%83J%83%8c%83%93%83_%81%5b2010

・とてもいやあなことがあり、それは個人的にどうこうされたとかいうことじゃなくて単純にそれは会社としておかしかないかいってことだったのでどう訴えていいやら分からず(訴えたところで軽く笑っていなされたし)悲しくて人前でぎぎぎ、と涙を流し やってられんわい!と大声を出してそのテンションのまま定時の瞬間に飛び出す。悲しみを振り切っていかねばならぬ、佐賀の映画館。この日福岡であった浅生ハルミンさんのトークショーに、休んだらダメョと言われたために行けず、ならばと特急に乗って夜の部が行われる佐賀まで行くことにしたのでした。佐賀バージョンは視界が小柳帝さんやと言うし。
事前に買った大きなお弁当をぶら下げて大急ぎで博多駅に行くと恋人が待っていて長い長いまつげを見たらさっき大声を出したことも軽く笑い話みたいな気持になってしまって、しかも急いで乗り込んだ特急はやたらと最新式で快適、私たちすぐにお弁当を広げて猫のことなど話し合う。チビトムという名前、とてもいい。私も、猫と一緒に暮らすようになったら トムくんとつけたかったのを思い出したよ、と言うと、宮崎吐夢から?と聞かれて笑う。山のトムさんだよ。あとは単純にトムくん、という響きが可愛いんだ。
佐賀まではあっという間につき、初めて来たね佐賀ね、といそいそ降り立つと、そこはクリスマスムードというかこのエコエコうるさいご時世におおらかというか過剰なまでの電飾。何故だ!?と大笑いしながら歩く。やたらロマンティックなムードの道を、小学生が縦笛みたいなんで戦いあっていて、もうすぐ10年代とか言うけど子どもは基本的にかわらんのんねーとか何とか。
知らないきらきらした電飾の町(だけど電飾以外はすこおし寂しいんだ)に突如 トムとジェリーの電飾!佐賀銀行のキャラクターらしく、トムづいているーと喜ぶと恋人はまたも宮崎吐夢の歌を歌う。
初めてついたシエマは、広々していて、ソファもカフェのスペースもゆったりしていて、とてもくつろげる。こんなとこが近くにあったら嬉しいねとか言ったり、知り合いのかわいこさんに挨拶してたら、ああ、ああ!とっても素敵に可愛い人と、柔和かつダンディなおじさまが!
ハルミンさんのきれいなおかっぱと、ときおりちらちらと見えるピアスと、不思議にかあいらしいワンピースときれいな目と、ああ、ああ、気付いたら私の手はしっかり前で結ばれて、憧れの先輩の試合を見にきた後輩のよう(もちろん先輩は私のことなど知らないのだ)。猫ストーカー秘話と、作成フィルム(ロケハンの様子) ハルミンさんがしっかりとした眼差しで、今ここにいない猫の動きの予想を鈴木卓爾監督(犬猫に出てくるあの人だね!おお、それだけでもじん、としてしまった。あの皺っぽくてふにゃふにゃした顔、妙に魅力的な)に伝えるシーンは、本人いわくまるで霊能力者のよう、で笑ってしまう。真剣できれいで、愛すべきささやかな滑稽さ、というか。ふふふ。それは猫そのものですね。
猫の話だけではないよ、小柳帝さんの優しい声に導かれて、話は古本にまで行く。ああ、うれし!佐賀まで来て良かったと思った。ハルミンさんは、今頭の中が「旅の重さ」祭りだそうだ。

旅の重さ [DVD]

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旅の重さ (1977年) (角川文庫)

旅の重さ (1977年) (角川文庫)

素九鬼子…自分の名前に鬼を入れるとは、と思って気になって買ったらすごく良くって、映画も観たそう。偶然にも鈴木監督が「私は猫ストーカー」のシーンでも旅の重さのあるシーンを念頭においてとったシーンがあるそうな。魔法のようなきれいな偶然だな。
何というか、猫にしろ古本にしろ、好きなものをこんな風に、軽やかに見える愛し方ができたなら、と思う。ハルミンさんのエッセイで好きなのはその軽やかさだ。つい自分だったらセンチメンタル過多にしてしまいそうなことに、ふわと風を入れるような。フラットなような、でもきっとその奥底に強い意志があるような、その感じがとても好きなのだけどもお話を聞いていても、その印象はエッセイと同じだった。聞きやすいというか、素直に そうか!と思いやすいというか、それが、チャーミングさというものなのかしらん。いいな。
(しかし、小柳帝さんが痛快洞でアルバイトなさってたとは!)
早く、映画観たい!と膨らむ気持をどうにかたたみこんで(何しろこの後の上映を見ると福岡に帰れないので。福岡でももうすぐ上映だし)恋人について来てもらってハルミンさんのとこへ行く。緊張してずっとニヤニヤ笑ってしまう。好きな人とか憧れの人に会うのは、本当に楽しくてどうやって伝えよう?私はいつも伝え方が分からない、だからニヤニヤ顔を晒してしまう。分からないことや難しいことは多いな。現にこうしてメモにしてこのときの気持のしっぽを捕まえておきたい、手で握っときたい、と思うけど楽しくてプールの水面が光るみたいな時間の粒はやっぱりいつも通り、切なく胸で蠢くばかりだ。やっぱり全部言えない。切ないけども、だからこそ体ごと一つ一つのことにぶつからなくてはと思う。きっとそんなことを後で思って切ながるのだろうな、と思いながら、ニヤニヤ笑った。
書籍の方の猫ストーカーに二人の名前を書いてもらって、ぎゃあぎゃあ喜ぶ頃には、数時間前会社で罵り声をあげたことが霞の遠く遠く向こうのことのようで、本当に不思議でおかしかった。
帰りの電車で恋人の買ってきたスコーンを半分ずつにして、そういえばこの日のタマフルのゲストが宮崎吐夢であることにびっくりしつつ大笑いして博多に帰った。
・そんなこんなで読書熱がまたふわんときたので、ずっと買いそびれていたのを買いました。
女の足指と電話機―回想の女優たち

女の足指と電話機―回想の女優たち

二弾目も出たね
仮面の女と愛の輪廻

仮面の女と愛の輪廻

司会とホステス

・まず、トークショウの司会(の補佐)。文芸評論家Cさん。あれこれと思うところがありしかし思うように文章と言うか言葉にできないので、だまって話を聞く。すでに補佐でもなし。Cさんは想像以上に男性らしく(どうも 最初の方の著作のイメージが強かったもので)菊池成孔に似ているなあと思っていたら(話し方も)恋人もそう思ったとのことだ。読むにしろ読まないにしろ、腑に落ちる理由を探すことが大切なのだなと思った。氏は ガーリーとガーリッシュという言葉の違いについてよく言っていて 山崎まどかさんもガーリー文化に意見ありのようだけども私は単純に男の子のかげがちらつくガーリー文化が好きなのかもしれないなと思った。今のところはね、そして、腑に落ちる理由も、特に無いのだけれども。色気と可愛げがないと、嫌なんだなあ私はね。という感じか。だから、金曜の夜このトークショーに来てしまうようなあなたたち読書家は、昔の文学青年たちの末裔ではなく、読書流行りの世にあって盆栽などを愛でていた人種の末裔である、って言葉は(何故かは氏が繰り返してるから省くけども)、まあ、そうかもねと思いつつも自分としてはやっぱり浮世のちゃらちゃらした流れの中に身を浸していたいなと思った。論点がずれているかとは思うのだけど、思ってしまうのだった。あと、読書の性差について、もっとたくさん聞いてみたかったなあ。女の子にしかわからない感性だよね、っていう言葉を今までよく使っていて、だけどそんな閉塞的なことってないのかも。という光がさしたのは自分でも意外だった。ただ、でもまだ、女の子にしか分からない感性を信じたい気もする。私は私しか知らないくて男の子の感性なんてんもう想像もつかないわけなのでそんな乱暴な言い方ないよなあ、と反省もするのだけど、何か秘密ぽくていいなあってそれだけです。夢があるなあと思うのだった。女の子にしか分からないものがある、って。
その後の打ち上げでは、大好きな映画館で働いている女性(もうすぐ、美代子阿佐ヶ谷気分が福岡にやってくる!嬉しくて涙出そうになった)と、大学教授で飲んでないのにすさまじきテンションの面白い人と仲良くなれた(恋人はもっと距離を縮めていた)のも、楽しい。人と会うのは、力がいるけれど、たまに次の日に熱が出たりするけれど、大抵、楽しい。
・次の日から二日間、お姉さまがたにお誘いいただいて、古本スナックでホステスになる。源氏名は、梅雨子。強い人みしりが根っこにあるもののさすがに27にもなれば口から出まかせで何とかできるようになったのだが、それにしても普段会わないような業種の人たちたくさんに囲まれて知恵熱出そうになる。一日目は洋装。ひらひらしたワンピースでポールダンス踊ったりする。そして、わが故郷の誇る素敵なフリーペーパー、雲のうえをはじめあちこちでご活躍そして、個人的に好きだった、画家の牧野伊三夫さんがいらっしゃって(お姉さまのお友達)大興奮、どう距離を縮めていいか分からなくて、いつだってそう言う時は私は肉弾戦になってしまう、手を握るとか。言葉で言えない分は手を動かすしかないような気がしてしまうんだった。今回は私の中のホステスさんぽいしぐさをしてみる。アフターという名の二次会でも特に絵のことなど聞かず(もちろん聞きたいのだけど)終始ばかばかしい話とけたたましい笑い声(女性たちの)に包まれ、それを渋くにこにこされているお顔に、内心ときめいた。新幹線に急ぐ牧野さんを最後は万歳三唱でお見送り。タクシーの運転手さんに、先生と生徒たちと思われたそうな。またお会いしたいなあ。叶うか知らん。
次の日は定時きっちり働く。お休みの恋人に、ロルの黒いリボンブローチをつけて蝶ネクタイ代わりにしてボーイしてもらう。とにかく忙しくって、恋人はずうとお酒を作っていた。和装だった私は和装が楽しくて無駄にうろうろ動き回ってばかりであまり働かなかった。友人知人もたくさん来てくれて、照れる。
途中、恋人の友人たちが来て、大学のときのお友達なものだから、私の知らない彼のことを知っているというだけで、お酒が入っているからか途端に憎たらしくなって、可愛くないこと言ってしまう。そうなると、止まらなくなって、私も何度かごはんをいっしょに食べた彼の先輩が来た時には、恋人の昔の恋人が何しろちょうスタイルがよく、ちゃんとした(というと語弊があるが)女子であったらしいことが実はずうとひっかかっていて、そのことを話しながら泣いてしまうという醜態を…
自分をまもるためのへ理屈と文化的知識を中途半端に詰め込んで、それは女子として美しくないなあとやっぱり思うので、だけど爪もきれいに塗れないし、髪も巻けないし。というところでコンプレックスが爆発しそうなんだ。それでも一生懸命髪を盛ってラインストーンを爪に埋め込んでして行っても、やっぱり、かなわない気がしてしまうのだった。先輩はでも、そんな髪を巻けたりするよりも、性格や趣味という点が大切ではなかろうか、となだめてくれたのだけども、お酒とその場の異様なテンションで、悲しくて悲しくて、だって女ですものと繰り返してしまった。本当に醜態!
もちろん今は酔いが覚めているので醜態だあと思うのだけど、やっぱりそういう思いはまだある。やっぱり女の人として生きて行くのは面白いけれども、大変なことだな。泣いたり悲しい気持になったりしても、それでもやっぱり女がいいのだけども。
そんなこんなで結構激しい感じの夜だったのだけども、何より一日中知らない人と好きな人たちと特別に大好きな恋人のそばにいたのが楽しくて楽しくて、変な夢のようだなと、数日おいた今思う。不思議な三日間だったな。ふふふ

読んでいる本とかこれから出る本とか買いもののメモとか

・久々の、何もない休日。小さなハンドバッグはお財布と携帯いれたら隙間がほとんどないから、何の文庫を入れるかとても悩む。あーでもないこーでもない、と一度入れた文庫本をまた棚に戻したりしつつ、おくーのほうで積読本になっていた、楽園後刻を入れて出発。ぼう区役所にふぁっく!と叫びそうなほど訳の分からぬ係員がいて、だもんでくさくさした気持でお茶しに行った先で本を開くと、もう、もう。山崎まどかさんがお勧めしていたから買ったものの、主人公たちがもう老年、というところが微妙に読みづらかったのだけど、やっぱり(沢村貞子とかでも思ったけどすぐ忘れるんだナ)老嬢も少女も根っこは変わらない、っていうか、やっぱり根本の悩みや好みや怒りは共通するのだなあ。特に没落貴族好みの自分にはうっとり、でも話が死だとか、今そこにないものやいない人についてなので、やっぱり重たい。目をそらしちゃだめだと思うけど、昔は華やかで素敵だった叔母が、昔と変わらず赤い口紅をひいているもののシミが目立って、余計に滑稽に悲しく見えるシーンなんかは、切なくて切なくて。こういうことすぐ目についてずっと胸に残ってしまうんだと思う。振り払おうとして一生懸命楽しもうとするけれど、小さな棘で残ってしまう気がする。と思ったけどこれは単に私が菊子さんと同じく、悲しみの中に安堵をおぼえるタイプなのかな?
ともあれ大変な本を開いてしまった!て感じで涙とはなみず混じりで店を後にし、自分でもやりますなあ、と思うくらいの(私にしては、だけど)買い物してしまう。それも、傷も汚れも目立ちそうな繊細なデザインのお財布だったり!いつもなら多少好みでなくても使いやすさを選んでしまう剛健な自分だけども妙に自分の中の少女みたいなものがざわざわなったのかなー。可愛かったら、いいじゃない!みたいな、せつな的な?ってこれはいい訳だな。あとは、そのお財布をなるべくカバーするために、バッグインバッグと、靴下、あとは、父親に誕生日プレゼント。還暦なので、ちょっと赤を入れようと思って、アーガイルのプレッピーな感じのセーターにした。アイビー!とかすぐ言いたがる父に喜んでほしい。
・BFにかわいい栞作ってもらう。これは、通勤の持ち歩き文庫に(本当は今日はこれの続きが読みたかったのだけど、分厚いんでした。おかげで、積読本でびっくりできたのだけど)はさむ。アマンダの恋のお料理ノート。これはほんっとにかわいくって!どうかわいくって、どう自分が好いているのかちゃんと考えたい。アマンダと、お料理、アマンダとスノッブな友人たち、そしてアマンダと、ミスター・ラテの、それぞれの距離感がいいのかな。栞はさんだのは、ミスター・ラテがちょうど、食べ物の話をはじめた、素敵なところ!お料理がいちいちおいしそうなところも、勿論好き。やっぱりごはんだねえ。「食べものと、安心感、そして愛情。われわれが生きるために必要とするこの三つは、あまりにも混ざりあい、絡まりあい、つながっていて、そのうちひとつだけを抜き出して考えることなど不可能なほどだ」ってそうだなあ。悲惨だった失恋のときは、大好きだったその人と一緒に料理したりスーパーのキノコ祭り行ったりイチゴ食べたりすがきやのうどん食べたり思い出すのはそんなことばかりだった。小食なその人でさえそうやって食べ物の記憶が残っていたんだから、今の、チャーミングなほどにくいしんぼうな恋人ともしも別れ別れになってしまったら、それこそその何倍にも思い出すことは多い訳だし、泣き過ぎて消えてしまうかもしれない、とか思って悲しくなった。
・気になる新刊、ビリケン出版から出る、平岡あみさんの詩集、「ami」。まだ15歳だとかそれくらいで、おしゃまでちょっぴりこまっしゃくれた詩を書いてるんじゃないかって想像。宇野亜喜良さんが挿絵をつけるそうだし、フォア・レディースの、「あなたの詩集」シリーズみたいな感じを期待してしまう。どうなんだろう。楽しみ!

・今まで観たヨーロッパ企画のお芝居の中では 冬のユリゲラーが一等好きで、だから楽しみ、曲がれ!スプーン。冬のユリゲラーむちゃんこ好きなのにただ一つ残念なことったら、マイアイドル角田さんが出てないってことのみだったので、曲がれ!スプーン ポスターではマスターぽいけど(似合いそう)うふ うれしいなあ!随分先なのだけど!バレンタインとかなのだけど!今年のそしてわたしたち初めてのバレンタインの贈り物は、このお芝居のチケットになりそう。でも昨日角田さんへのラブい気持をにやにやしながら伝えたら結構むっとされた。アイドルだから仕方がないのに。

曲がれ!スプーン (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

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書籍も出たのだった。
・spoon.の最新号がまたも森。今日は自他ともに認めるほっこり姿だったけども、友人に 森ガールでたー!と言われたのに対し自分でも驚くほどの大声で 森じゃない!と叫んでしまった。森でも沼でも何でもいいんだけど、何となく照れるもので。(は!くしくもスプーンつづき)
・プレゼント用にクロエの香水買う。猫も杓子もクロエクロエゆうてるように感じるけどほんとに皆そうなのだろうか。自分で自分用、と決めた香りがあるので、私は浮気センデ!と思っていたけど、やっぱりクロエのちょうよい香りで自分で小さいの買おうかと思った。ので、やはり皆使っているだろうな、と思った。
・結婚式に出席のため明日地元に帰るから今のうちに用意せねばならんのだけども ぼんやりしてしまう。絶対何かを忘れるんだろう。恋人が眠っている。

・実家に帰っている。岐阜に旅行に行っていた父からお土産もらう。お菓子と、温泉ミスト(めざましてれびで紹介されていたらしい、と、父)と、良縁さるぼぼ…乙女チックなようなおじいさんなようなチョイスが実に父らしく、嬉しい。母からはジェラートピケの(発の福岡出店がなぜか北九州、イイネ!)ワンピースと、大きなぽんぽんつきのゴム。きるとぬくいし、ちょっと若作りしてる感がとても心地いい!女の子って口に出したくなるような。うふふ嬉しくって、だから今日からパックとか温感ジェルでのマッサージとか、改めてがんばろうと思うその思考回路の情けなさよ!
・おめでとうございます!嬉しい、早く観てみたい。生きていかなきゃね、って、今一番聞きたかった言葉な気がする。うんざりすること多いけど、おいしいもの食べて、好きな人の肩に噛み付いたりして、笑って生きたい。

・やっと読み始め!読んでないくせに店頭でさんざんプッシュしていたわけで…久々に、うわー!てきらきらときめくかわいい本に出会った気持。二人の恋がどうなるのかはやく知りたい!ミスター・ラテやなんて。あきれているのに、ラブくないとつけられない、あだ名、何だかそう思う。愛情ないとあだ名ってもっといやなのなるしな。恋とごはんって本当に切り離せない、ごはんのこと書いてある本が好きなのは、そういうところなのかな、人恋しいあの感じが好きなのかもしれない。あと、アマンダ(著者)むっちゃかあいらしいお顔。

アマンダの恋のお料理ノート (集英社文庫)

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