内沼晋太郎さんのトークショウに行く。本と人とをつなぐ仕事、わりと私はこういう話を素直に聞けないゆがみがあるけれども、結構素直に腑に落ちた。人がまだ出会っていないものと出会うということその偶然性、その偶然を引き起こすためには小さな小さなフックでいいんだなーとか思った。あとお金になる仕事とならない仕事の話興味深い。本屋にしてもレコード屋にしてもそういうとこって まあよく言われる やりがいの搾取が行われている働き口で平たく言えばちょうゲルピン、てことですがでもやっぱりむちゃんこ楽しい仕事だなとも思い。だからまあいいかと思った先からこういうふうに納得してるからだめなんじゃん!とか思う。図書館司書の人もワープア自認してたし。地位の向上、というか、うーん褒められたいってわけではないけどさ、とか普段思ってしまうし単純にこの消費社会を生きる妙齢女子としてはやっぱりそれなりに物欲がわくわけで うん、お金がないのは怖いよって感じであります。そこんとこ!どーなってるの!と聞きたかったというか、頑張ってねって言って欲しかったというか、でもまあ聞かずに(うまくいえそうになかった、ビール飲んでたし)、もてますか?ばっかり聞いてしまった。もてませんゆうてたけど、もてると思います。私と同様わりに素直にそういう話を聞きづらい恋人も素直に聞いていた。芋焼酎もたくさん飲んでいた(だからもう一人で寝ている。いびきかいてても、いいいびきだなーとか思ってしまって、あーわたしこの人に恋しとるんだなー恋すると頭悪くなる)。
飲み会でいくつか思うところあって(内沼さんと関係ないことですが)うーんそれってどーなの!と思いつつ帰る途中、ぼう古本屋さんに灯りがともっていて、見るとカップルがいるもんだから図々しく乱入して、その私の疑問を大いに納得させてくれるようなことをすんなり言ってくれてすっきりした。浄化された!恋人もきゃあきゃあと弁当屋の悪口を楽しそうに言い、さよならする。
お金にならない仕事かー。青臭いそういうこと言うのは言えちゃうのは若さの特権なのかな。だとしたらこの勢いをちょっと大切にしたくもある、ビールでほろ酔いの頭の、今この瞬間は何かそう思うなあ。とりあえず恋人とやろうやろうと言ってる 何かしらのペーパー作りしたいなあ。四コマとか書いてね、あとは、本でコンピ作ったりしたい。失恋コンピ。ちゃんと繋ぎも考えて。大変そうだけど!
でも、趣味とお金にならない仕事は違う、て言ってたのも良かった。お金にならないけど仕事は、仕事だと。世界に対して責任を負う、というか、つながっている意識と言うか、って アー お酒が入って深夜だと妙に真面目になった気分だけども、これも酔いの一つの形なんだろうなー。とりあえず寝よっと。